WordPressサイトのドメイン変更にお困りですか?
どうしてもどうしてもドメインを変更して、新しくWordPressサイトを始めたい!やり直したい!
そんな時ありますよね。
検索エンジンの上位表示(SEO)の要素として、WordPressサイトで利用しているドメインの「ドメイン使用年数」が少しは加味されています。
だから、ドメイン変更には慎重になり、なかなか重い腰が上がらない…。
しかも、WordPressサイトを動かしているのはWordPress!
ドメイン変更によるHTMLや画像ファイルの移行なら簡単だけど、WordPressのデータ移行もしなくてはならないのは普通に考えて敷居が高いと感じるものです。
これは「難しい!」って事になって、ドメイン変更を妨げる要因に!
最近はページのURLを変更しても、google検索はしっかりクロール時に新しいURLに書き換えてくれるので頼もしくなっています。
ドメイン変更によりWordPressサイトまるごと変更しても、googleには「google Webマスターズツール」改め「Google Search Console(グーグルサーチコンソール)」があるので、ドメイン変更をしても、これまで培ってきたドメインの力をしっかり引き継げる設定ができます。
当記事では、色んな理由で新しくドメインを変更してリスタートしたい方に対し、WordPressサイトの”ドメイン変更に伴うWordPressサイト間のデータ移行”と”Google Search Consoleの設定方法”の手順を紹介したいと思います。
私も考えに考え抜いて、とあるWordPressサイトのドメイン変更を決意!実行しましたw
スポンサーリンクドメインを変更すればSEOに不利になるって懸念もあると思いますが、googleはしっかりサポートしてくれるので、要所は抑えて対応していきましょう。
まずは、新しいドメインへ移すべく、旧サイトのバックアップをしましょう。
WordPressは幾つかバックアップするべきデータがあるので、順不同で構いませんが、しっかりバックアップを取っておきましょう。
既存のWordPressそのままでドメイン変更する方法、mySQL(データベース)を丸ごとバックアップして移行させる方法は、一般の人達には激ムズだと思うので、誰でもできる方法を紹介します。
WordPressサイトで肝心の投稿記事や固定ページのバックアップをとりましょう。
WordPressには、「インポート」と「エクスポート」という機能があり、それぞれデータの移動、バックアップができます。
WordPressの投稿記事や固定ページのバックアップには、「エクスポート」機能を使います。
WordPress管理画面の「ツール ⇒ エクスポート」を選択します。
エクスポート機能でバックアップされる内容は下記。
”すべてのコンテンツ”にチェックを入れて、「エクスポートファイルをダウンロード」ボタンをクリックすると、バックアップデータが書き出されます。
自分のパソコンなどのわかりやすい場所に保存しましょう。
バックアップデータは、 XMLファイルとして書き出されます。
ドメイン変更をされない方もWordPressサイトを運営中の方も、定期的にエクスポート機能でバックアップを取っておくのが、もしもの時に役立つと思います。
もしもの時の為に、アップロードした画像をFTPソフトを使ってバックアップしましょう。
FTPソフトはFFFTPソフトを利用しています。
⇒ http://osdn.jp/projects/ffftp/
サーバー内のアップロードした画像(メディア)が保管されているフォルダ「uploads」を選択し、FTPソフトの「ダウンロード」ボタンクリックでローカル(PC)へ保存しましょう。
オリジナルのテーマやカスタマイズしたWordPressテーマを使っている場合は、FTPソフトを使って、WordPressテーマを丸ごとバックアップしましょう。
サーバー内のWordPressテーマが保管されているフォルダへ移動し、バックアップを取りたいテーマを選び、FTPソフトの「ダウンロード」ボタンクリックでローカル(PC)へ保存しましょう。
テーマフォルダ内に、画像データ、PHP、CSS、JAVAスクリプトなどのデータがある事を確認し、これらもしっかりバックアップしましょう。
プラグインとウィジェットは、データファイルをバックアップするのではなく、自分が何のプラグイン・ウィジェットをインストールしていたか、使っていたか、設定をどうしていたかを覚えておきましょう。
設定情報を忘れない為に、メモをしたり、画面キャプチャを取ったり、新しいWordPressサイトにした時、旧WordPressサイトと同じ設定がすぐできるようにしておきましょう。
ドメイン変更先へWordPressをインストールし、旧WordPressサイトのプラグインページ・ウィジェットページを見ながら、新WordPressサイトへプラグインをインストールすると共に、ウィジェットの設定を含め、作業を進めるのが効率良いと思います。
旧WordPressサイトからひと通り投稿データなどのバックアップを取ったら、ドメイン変更先である新WordPressにバックアップデータを移しましょう。
予めドメイン変更先へは、WordPressをインストールしておくとスムーズです。旧WordPressサイトの設定を照らし合わせながら設定するのが効率的です。
当方がおすすめしているレンタルサーバーの「エックスサーバー」は、サーバーパネルから、ドメイン変更する時に必要な設定がすぐできる構成になっているので便利です。
エックスサーバーは、WordPressを高速で使えるレンタルサーバーで、WordPressの簡単インストール機能があるのでおすすめです。
⇒ エックスサーバー|無料でドメイン1つ貰えてWordPressが使えるレンタルサーバー
ドメイン変更先にWordPressをインストールしたら、”一般設定”、”メディア設定”、”パーマリンク設定”などの設定をしましょう。
一通り設定を済ませたら、書き出して保存していたバックアップデータ(xml)を読み込みましょう。
WordPress管理画面の「ツール ⇒ インポート」を選択します。
インポートページでは、様々なブログサービスの投稿データなどを読み込む事ができます。
今回はWordPressからWordPressへのデータ移動なので、「WordPress」をクリックします。
初めてWordPressデータを読む込む時は、”WordPress Importer”というプラグインをインストールする必要があるので、流れに任せてインストールしましょうw
WordPressのインポート用プラグインをインストールしたら、”インポートページ”から「WordPress」をクリックしましょう。
”WordPressのインポート”ページでは、書き出していたバックアップファイル(xml)を選択します。
バックアップファイルを選択したら「ファイルをアップロードしてインポート」ボタンをクリックします。
”実行ページ”に遷移し、”投稿者の選択”、”添付ファイルのインポート”の設定をします。
”添付ファイルのインポート”には必ずチェックを入れておきましょう。アップロードした画像もインポートする事ができます。
もしインポート中に”500エラー”が起こったら、全ての画像(メディア)を読み込むまで繰り返しxmlファイルをチェック付きでインポートし直しましょう。どうしても画像を読み込めなければ、FTPソフトで画像を”uploads”フォルダへアップロードしましょう。
※投稿ページ内や固定ページ内に、”画像ソース”がある場合は、xmlファイルをテキストエディタで開いて、予め”画像ソースのドメイン部分の置換”をしておくのも良いです。
「実行」ボタンをクリックすると、バックアップデータの読み込みが始まり、問題がなければ移行完了になりますw
投稿ページや固定ページのバックアップデータを読み込んでもデフォルの投稿記事(hello,world)や固定ページ(サンプルページ)やカテゴリ(未分類)があるので、削除しておきましょう。
ローカル(PC)に保存していたWordPressテーマを、FTPソフトを使って、サーバー内の「themes」フォルダへアップロードしましょう。
テーマをアップロードしたらWordPress管理画面の”外観 ⇒ テーマ”から、アップロードしたテーマを選択し、有効化しましょう。
プラグインやウィジェットは、手動で設定する事になります。
旧WordPressサイトの設定を照らし合わせて設定するのがスムーズかつ効率的です。
以上が、旧WordPressサイトのバックアップ、ドメイン変更先の新WordPressサイトへのデータの移し方です。
この方法が一番確実にできるのでおすすめです。
旧WordPressサイトからドメイン変更先の新WordPressサイトへデータを移したところで、旧ドメインが開かれた時に、新ドメインに自動で移動する設定をします。
リダイレクトと言うのですが、googleもリダイレクトを推奨しているので、必ずリダイレクト設定をしておきましょう。
人気の投稿記事などは、URLをメモしておくのが良いと思います。ページごとにリダイレクト設定をするのも効果的です。
エックスサーバーのサーバーパネルには”リダイレクト設定”ページがあるので、サイト全体、投稿ページごとに、リダイレクト設定ができるので便利です。
また、WordPressのプラグインで「Redirection」というリダイレクト設定ができるプラグインがあるので、旧WordPressサイトにインストールして、リダイレクト設定をするのも有効です。
しかし、サーバー側でリダイレクト設定をするのがおすすめ♪
実はWordPressサイトでは、ルートのリダイレクト設定をしておけば、各ページもしっかりリダイレクトしてくれます。
新しいドメインのWordPressサイトへインポートや各設定が済んだら、Googleアナリティクスを設定し、”Google Search Console(グーグルサーチコンソール)”を開きましょう。
Google Search Consoleで”ドメイン変更”の手続きをすると、GooglebotへURLの変更通知ができ、新しいURLへ変更してくれます。Google Search Consoleを使えば、Google検索 掲載順位への影響を最小限に抑えてくれるのです。
⇒ Google Search Console
※WordPressサイトじゃなくても、Webサイトのドメイン変更をした場合はGoogle Search Consoleで手続きをしましょう。
1新しいドメインを”Google Search Console”に登録し、サイトマップを送信しましょう。
2旧WordPressサイトのダッシュボードを開き、右上の「ネジ」ボタンから「アドレス変更」をクリックします。
31の”リストから新しいサイトを選択する”では、右側のフォームから”新しいドメイン”を選択するとチェックが付きます。
42の”301 リダイレクトが正常に動作していることを確認する”では、旧ドメインから新ドメインへリダイレクト設定をすればチェックが付きます。
WordPressサイトでは、ルートのリダイレクト設定をしておけば、各ページもしっかりリダイレクトしてくれます。
53の”確認方法がまだ残っていることを確認する”は、旧ドメインと新ドメインのサイトが存在するかの確認です。グーグルアナリティクスのコードは設置したままにしておきましょう。
64の”アドレス変更のリクエストを送信する”の右側の「送信」ボタンをクリックすれば、サイト インデックス登録の移行(引き継ぎ)がされます。
7送信完了!”サイト移行のリクエストが正常終了”と表示されます。取り消しも可能です。
Google Search Console(グーグルサーチコンソール)からサイト移行(ドメイン変更)のメッセージが届きます。
検索エンジンのクロールによる検索結果のURLの書き換えが完全に終了するのは数週間しますが、慌てずに待つのみです♪
旧WordPressサイトはリダイレクト設定をしたまま1年くらいはサーバー上に残しておいた方が良いと思いますw
以上、WordPressサイトの”ドメイン変更に伴うWordPressサイト間のデータ移行”と”Google Search Consoleの設定方法”でした。
ドメイン変更をしても怖くはありません!
リダイレクト設定とGoogle Search Consoleの設定をしっかりしておきましょう!
フリーランスWebデザイナーとして活動をはじめて18年。全国の私を必要としてくれる方々からWordPressでのWeb制作のご依頼を頂いております。
各地のコワーキングスペースやWordPressの勉強会(WordBench/WordCamp)などに顔を出し、様々な人達とご縁をいただき刺激を受け、学んだこと感じたことを、日々のお仕事や自社メディアへの開発・配信にと繋げております。妻、子、プードル2匹と里山暮らし。
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